中心性漿液性脈絡網膜症とは

中心性漿液性脈絡網膜症(ちゅうしんせいしょうえきせいみゃくらくもくまくしょう)は、網膜の一部である黄斑部に液体がたまる病気で、視力の低下を引き起こすことがあります。以下に、中心性漿液性脈絡網膜症について簡潔に説明します。

原因

1. 脈絡膜の異常

眼の中にある脈絡膜と呼ばれる部分に異常が生じ、網膜の下に液体がたまることが原因です。

2. ストレスや遺伝的要因

ストレスや遺伝的な要因が関与する可能性があります。

症状

  • 視力の低下
    中心性漿液性脈絡網膜症の主な症状は、視力の急激な低下です。
  • 歪んだ視界
    直線が歪んで見えたり、物が波打って見えることがあります。
  • 色の変化
    視界に色の変化が生じることがあります。

治療法

中心性漿液性脈絡網膜症は一般的に自然に治ることがありますが、いくつかの治療法が検討されることがあります。

1. 観察

軽度な症状の場合、医師は症状の進行を観察することがあります。症状が改善しない場合や悪化する場合は、治療の検討が行われます。

2.レーザー治療

脈絡膜の漿液が漏れる箇所をレーザーで焼灼し、液体の漏れを防ぐために行われることがあります。

3. 光線力学療法

上記の方法が適応できない場合、光線力学療法(PhotodynamicTherapy、PDT)が用いられることがあります。この治療法は、光感受性薬物と特定の波長の光を組み合わせて行います。患者に対して特定の光感受性薬物が投与されます。これは通常、腫瘍や異常な組織に対して選択的に集まり、感受性薬物が体内で蓄積した後、特定の波長の光が照射されます。この光線が感受性薬物と反応することで、活性酸素を生成し、周囲の異常な組織に対して変性・壊死を引き起こします。

予防と注意

  • ストレス管理
    ストレスの管理が重要です。ストレスが引き金となりやすいため、適切なリラックス法やストレス軽減の方法を見つけることが役立ちます。
  • 定期的な眼科検診
    視力の変化がある場合や症状が現れた場合には、早期に眼科医の診察を受けることが重要です。

中心性漿液性脈絡網膜症は進行が緩慢であり、多くの場合は自然に改善されることが期待されます。しかし、症状が続く場合や進行がみられる場合は、医師の指導に従い治療を受けることが必要です。